先日ブースターワクチン接種(と壮絶な副反応)を済ませたトントンですが、我が家にとんでもない出来事が起こりました。。。。
タイトルにある通り、コロナ陽性。
「回復証明」や「陽性となった後の過ごし方」「ブースター打った人とそうでない人の規制の違い」などをまとめておきます。
誰がコロナ陽性?
我が家にやってきたコロナは、トントンの息子でした。
2022年1月26日(水)よりロックダウンは解除されると通知があり、その内容は飲食店含め全てのお店の営業がスタート。
それを見越して僕は2022年1月15日にブースターワクチンを接種。副反応から復活したのは4日後の1月18日。
あと数日でお店が開く!ロックダウンからの解放!
ずっとロックダウンで生活していたトントンの心の叫び
ただこのロックダウンの期間中、ヨーロッパ隣国はロックダウンしていなかった(具体的にはお店や娯楽施設が開いていた)ため、オランダから国外へレジャーに出かける人はたくさんいました。
そしてブースターを打った頃、小学校界隈では爆発的に陽性者の子供たちが増えていました。
オーストリア近辺で爆発的に増えていた陽性者。オーストリア(またはその近辺)へ旅行に行っていた家庭が持ち帰った可能性は高く、オランダでも話題になっていました。
そして息子のクラスメイト陽性の連絡が。
連絡が来たのは2022年1月22日(金)。学校から伝えられたルールは「クラスメイトに3名以上の陽性者が出た場合、閉鎖(オンライン授業)」。そして希望者はPCRテストを翌週土曜日(2022年1月29日(土) )に受ける(必須ではない)とのこと。
週末を終え、1月24日(月)の朝。
さらに2名以上の陽性者の通達
学校からはオンライン授業になる旨通達があり、クラスのグループチャットではその親御さんから直接メッセージが流れていました。
学校からの通達にはプライバシー保護のため「誰が陽性だったのか」は明記してありませんでしたが、保護者のグループチャットの方では以下のようなメッセージとなっていました。
- うちの子陽性だったわ!陽性バカンシー楽しむわね!よろしく!
- 陽性バカンシー楽しんで!
- うちの子もなっちゃった〜。1週間も何しようかしら・・・・
ここで言う「陽性バカンシー」は、「陽性となった子は1週間の隔離が必要となる」ということで、「陽性になったことによる1週間の休暇」という意味です。
なんか。。。軽いな・・・
日本だったら多分あり得ない
そしてオンライン授業に移行となり、その最中にもグループチャットでは陽性バカンシー突入の連絡がどんどん増え・・・・ついに8名の陽性。ちょっとドキドキしてきます。*ちなみに全員無症状ですので、オンライン授業にはクラスメイト全員で参加しています。
そして迎えた土曜日。学校が指定したPCRテストを受けました。念の為息子たち二人とも受けました。結果は24時間以内に出ます。
翌日の日曜日。結果が通知されました。(保健所からメール通達→指定URLにアクセス→それぞれのDigiDログイン→結果通知)
長男陽性! でも次男は陰性!
オンライン授業となってから長男はずっと家にいました。同じ空間でほぼずっと長男と一緒にいた次男はなぜか(?)陰性。しかも二人とも無症状。(むしろ陽性の長男の方が「休みだー!!!!!」って元気)
陽性通知に記されていた通り翌日(月曜日)に保健所から電話連絡があり、息子の状態から家族の健康状態、今後の流れの説明を受けました。
その内容は要約すると以下になります。(2022年1月29日時点での陽性者とその家族の規制)
陽性者となった場合の本人と家族の過ごし方
- 陽性者は自宅隔離。症状が出た場合は保健所へ即連絡の上指示を仰ぐ。
- 指定フォームで「濃厚接触者リスト」を作成(息子は外に出ておらず家族以外の人に会っていないので今回は提出不要となっています)
- ブースターワクチンを打った人(接種後7日以上経過していること)以外全員自宅隔離(7日間)
- 同居人でブースターワクチン接種済で無症状の人はPCRテスト義務はない
- 同居人でブースターワクチン未接種(2回までの接種)の場合はPCRテストを強く推奨。ただし症状がないなら義務ではない。
- 同居人でブースターワクチン接種済の人は出勤・通勤可能
- 回復証明は「ワクチンパスポートアプリ」に反映される(回復から7日後から有効)
- 回復証明は1年間有効(ブースターワクチンを打った人と同等の扱いになる)
- 陽性者がワクチンを打ちたい場合は3ヶ月以上後から
- 7日後に特に症状がなければ陰性証明なしで通常に戻ることができる
これはつまり、たまたま一週間前にブースター接種したトントンだけ通常の日々となり、奥さんと息子たち二人は1週間軟禁生活を送るということ。あと数日でもブースター接種が遅れていたら、僕ですら外出禁止になっていたところでした。買い物にすら行けなくなるところでした・・・・。
陽性通知をもらってかなり焦りましたが、息子自身は無症状ということもあり、保健所の人が特に何も心配することはないと教えてくれて安心しました。(もちろん症状の有無は、長男だけでなく全員、注意深く観察する必要ありましたが)
つまりは単純に、ただ家にいればいいってことなのですが、ここで思い出してもらいたいのです。
息子が陽性となったこのタイミングは長かったロックダウンから解放されてお店がやっと通常通り開く時期です。
やっとオランダで外食が楽しめる!(飲食店OPEN!)
家族でどっか遊びに行こう!(美術館・博物館・遊園地など解禁!)
楽しいこといっぱいしよう!
長いロックダウンが開けることを心待ちにしていたトントンファミリー・・・
僕以外みんな自宅軟禁。お店が開いたのに自宅待機。外食できるようになったのに隔離。遊びの施設も開いたのに自宅監禁。トントン以外は。
隔離中の日々
僕は普段通り出勤し、必要がある物を買い物に行き、お店が開いたのでひとりで隠れて外食ランチなどしたりして過ごしていました。
息子たちはオンラインレッスン以外の時間は宿題等をし、YouTubeを見たりゲームをしたり。。。特に不満はなさげでしたが、奥さんが大変そうでした。日々、精神的にやつれていく様子が伺えました。。。
ちょっと気分転換に散歩♪・・・なんてこともできませんし、ひたすらずっと息子たちと一緒にいる。日光も浴びられない。天気も気にならなくなる。。。(「今日は天気良かったね〜」なんて振ったら怒られました)
僕しか買い物に行けない状況になり、仕事後に行くしかないので僕としてもいろいろ大変でした。家族で行けるはずだったカフェやレストランが賑わっているのを見るのもちょっと変な気分でした。。。(だからと言って何回かひとりでランチしてたりして・・・)
冗談はさておき、僕はブースターワクチンを接種済であったとしても感染はするので、今まで以上に気をつけて過ごしていました。陽性者の家族がいる身として意識して、なるべく同僚や他の人と接しないようにしていました。
今度は次男のクラスが・・・!?
長男陽性の上、長男のクラスメイトのほとんどが陽性となっていたこの週。長男のクラスの担任もついに陽性(でも無症状なのでオンライン授業はありました)。
と次男のクラスで陽性者が。今回はクラスメイトではなく担任。担任のみが陽性(しかも無症状)なので、教室に生徒はいるのに画面越しで担任が教えるという図が出来ました。(実際に授業の様子を学校から写真をもらいました)
*ちなみにほとんどのオランダの小学校ではアプリを通じて諸連絡を取るようになっています。
日本のような担任制度ではないため、常に担任が教えているわけではありません。陽性が発覚するまでの5日間、この担任は息子たちと触れ合っていないため次男たちクラスメイトが濃厚接触者の枠には入らなかったため、授業は学校で行われました(でも担任は画面越し)
「小学生の年代で爆発的に増えている」なんていうニュースを聞いても、たとえ自分の息子たちが小学生であっても、実際に周りにそういったことがければまるで他人事でした。
でも今回のことで、本当に間近にあるものなのだと、改めて実感しました。
陽性が発覚してから一週間後
無事に長男は無症状のまま1週間が過ぎ、次男も奥さんも無症状のため、保健所の指示に従い全員が隔離生活終了となりました。
味覚障害・おかしな咳・熱・吐き気・悪寒・呼吸困難・喘息の予兆・・・・など色々な症状を保健所の方から聞いていましたが、何もないまま終わってよかったです。本当に。
終わりに
まだまだ収束が見えないコロナ禍。そんな最中でさえまるで他人事のように過ごしていたトントン。
もちろん規制には従っていましたし、消毒もしていました。マスク着用義務でなくともマスクはなるべくしていました。
でも、周りに陽性者がいなかったので、どんなニュースを聞いてもまるで「外の世界で起きていること」の感覚が強く、まさか我が家に来るだなんて思ってもいませんでした。
息子のクラスメイトが陽性だったと聞いても尚、「うちは大丈夫」という謎の自信がありました。
でも実際に息子の陽性通知を見た時は背筋が凍りました。正直にいうと、最悪の可能性まで想像してしまいました。ちょっとしたパニックになりました。
たまたま無症状かつ誰にも感染しないまま終わりましたが、何かあったことを考えるとゾッとします。。。考えを改めさせてくれた出来事でした。
長くなりましたが、今回は以上です。
皆様もどうぞお気をつけてお過ごしください。