すでに動画を見てくださっている方、そして僕のツイートをフォローしてくださっている方はご存知かと思いますが、トントンは実は今、日本に一時帰国中です。
かつての海外旅行や一時帰国とは違い今はコロナ禍ということもあって色々と手続きがありましたので、ご紹介しておきます。
日本にいる方には豆知識程度で、海外に今いる方でこれから一時帰国をお考えの方にはご参考となればと。
必要なもの1:登場72時間前以内の陰性証明
日本入国にあたり陰性証明が必須です。日本が認める検査方法による検査結果のみが有効です。
従来ですと、日本が指定しているフォームに医療機関に記入してもらったものが必要でしたが、今は持って行った方がいい程度です。
今はこのフォームの提示を求められることはあまりないのですが、空港でこのフォーム提示を求める係員がいて、見せられない場合は搭乗させないこともあるという情報を得ましたので、僕は今回持っていきました(結果として、誰にも見せていませんが)
なんにしろ、搭乗72時間前以内のテストは必須で、かつ陰性でなければオランダを出国できません。
これはかつて、紙の陰性証明がないまま搭乗し(アプリで陰性証明はある)日本到着後に「指定のフォームの陰性証明」を提出できなかった結果、入国できずにオランダに戻された人がいて、ニュースになったんです。
オランダはもとより世界が認めている陰性証明書を日本は認めない、という事案が発生し、航空会社も「日本行きは日本が指定している紙の陰性証明を持った人しか乗せない」という方針に変わりました。
ただこれは今、「所定の検査内容であれば有効」となっていますので、どの国で発行された陰性証明でも、内容さえあっていれば有効です。(が前述の通り、これを理解していない係員に当たると乗せてくれない事案も発生しているので、持っていた方がいいです)
必要なもの2:MySOS(日本指定のアプリ)
ファストトラック(入国後に陰性証明等々の手続きを「アプリを見せるだけ」で済ませる)を利用するため、指定のアプリを事前に入れておいて、アプリ内で事前申請を済ませておきます。
このMySOSというアプリを入れると、背景が赤いです。これは「何も登録していない」状態を意味しています。(スクショがないです。申し訳ないです)
まず質問に答えていきます。搭乗14日以内に咳・熱などの症状のある人と一緒にいたとか、家族や同僚に陽性の人がいたとか・・・そういったことに答えて自己申告します。
そしてワクチンの接種日、ワクチンの種類、回数を登録します。ワクチンを接種したことがない人はここはスルーします。(入国にあたり、ワクチン接種は今、必須ではありません)
オランダではワクチンの情報が詰まったアプリがありますので、それをスクショして添付することでも可能です。
ここまでの登録を終えると、赤だった背景が黄色になります。
そして陰性証明の登録を行います。
なんの抗体でどんな検査を、どの医療機関でいつ受けて、結果どうだったか。
僕は念の為に紙の陰性証明をもらっていたので、それを写メして添付しました。
それが認証されると青くなります。青になると「事前登録が全て終了していて、認証も行われている」状態になりますので、入国審査前の手続きをすっ飛ばしていけます。
入国してから所定のルートを通っていきましたが、その間、アプリを見せるように都度言われました。チェックするのは色のみ。青と黄色の人は通していました。
知らずに入国して、その場でインストール&申請をしているご家族が何組かいらっしゃいましたが、これ、「人数分必要」なので、15時間乗った後で(しかもついたのは日本時間19時)家族人数分全てやっていくのはかなり面倒なので、事前にやっておくことを強くお勧めします。
以前はどうだったの?
ルールがちょこまかと変わっているので、全てにおいて答えられませんが、基本的には以下のルールでした。(僕は帰国していないので、聞いた話をまとめています)
陰性証明は指定のフォームで必須
先ほど解説した陰性証明は、必ず日本が指定しているフォームでなければいけませんでした。このフォーム対応をしてくれる医療機関でかつ、日本が指定している検査方法を実施している医療機関でなければいけないのです。
到着時の抗体検査(必須)→強制自主隔離
到着するとまず抗体検査がありました。陰性結果が出るまで40分程度待ちます。ここで陽性となった人は特別な場所で強制隔離。陰性となった人は指定されたホテルで14日間隔離されます。
このホテルは自分で選べないので、どこかいっぱいだったとしたら空港から離れたホテルの場合もあります。特に単身で入国された人は、成田着で仙台で隔離、なんてこともあったりしたようです。
また、出される弁当にも差が出ていたようで。。。。これは完全に運だったみたいですね。
必要なアプリインストールなど
その場でアプリ数種のインストールを促され、かつ電話番号を持つことを強制されます。
アプリは数種類あるようでした。
- 14日間の待機中とその後7日間の自主隔離期間、毎日電話がかかってくる専用アプリ。向こうの様子は見えないのにこちらの様子はカメラで写す必要があり、必ず出ることが義務付けられるらしい。その義務付けに賛同することの宣言書にサインもさせられる模様)
- GPS追跡アプリ。7日間の自主隔離期間中に自宅から大きく離れた位置に行っていないか監視されるもの
- など
このアプリインストール、アプリ1つにつき1つのカウンターで行っていたようで、あるアプリを入れたら別のカウンターに行き別のアプリをインストール。そしてまた別のカウンターに行き書類を手続きして・・・・と、かなり時間かかったみたいですね。
アプリ関連の手続きが終わると、ホテルで隔離生活になります。
隔離生活(ホテルでの14日間)は?
帰った方々の話を聞く限りですが、
- 部屋から一歩も出ることは許されない
- 朝昼晩の弁当が、部屋の前の椅子に置かれている
- 買い物は、コンビニが近くにあるホテルの場合はお酒等を除きお願いできる
- 親族や友人に差し入れをお願いすることもできる(事前にフロントに行っておく必要がある)
- 来客不可
- 部屋の掃除にも誰も来ない。洗濯もできない。タオル等は大量に置かれていた
- 飲酒喫煙は基本禁止だが、部屋による模様
この間もアプリを通じて毎日(基本的に朝)電話がかかってきて、日々の様子を伝える必要があったようです。電話に出ないと・・・どうなるんでしょうね。
14日間の隔離明け、公共交通機関を使わずに自宅(または滞在先)へ戻ります。特別なチャーター便(タクシー)があるのでそれで帰るか、家族の誰かに迎えに来てもらえないと、空港を出られません。
帰宅後、7日間の自主隔離生活
自主隔離は、スーパー等は行けるが、それ以外の「不要不急の外出」は一切認めない。入国時に入れたGPS管理システムで、少しでも異常があると電話がかかってくる、とか。
という帰国だったようです。
なので実質3週間は動けない帰国。僕は今3週間の有給をとって帰国していますが、それがまるまる潰れる計算になります・・・なので帰らなかったんですよね。
ヨーロッパの空港がやばいらしい
日本でもニュースになっていたようですが、オランダのスキポール空港も様々なニュースが飛んでいました。
在蘭邦人の方々のツイートを見たり、オランダのニュースサイトを見たり、同僚に聞いたり・・・と飛ぶ前はかなり不安でした。
基本的に、
- コロナ禍でロックダウンしたヨーロッパ
- 利用者が激減したため、空港で大量に人員削減
- 2022年春頃、ロックダウン解禁
- 利用者が以前のように戻る
- スタッフは戻っていない
- 搭乗手続きに異常に時間がかかる
という流れになっていて、チェックインに長蛇の列。そしてセキュリティまでまた長蛇の列・・・・
実際に搭乗口に辿り着けずに、飛行機に乗れない人が多数出ているとの情報です。
このため、GO FEST ベルリンの際も搭乗5時間前に空港に着き、手続きをしたわけですが(手荷物しかなかったので、たまたま30分で抜けましたが)、ヨーロッパではない国際線ともなれば、乗れないことも覚悟して日本での旅行計画は予約せずに出発の日を迎えました。
トントンはどれだけ待った?
空港会社からのメールでは5時間前に空港にいるようにアドバイスがありました。ただ、今回は陰性証明を紙に書いてもらう必要もあったため、陰性証明で並ぶ事も考慮してそのさらに2時間前に空港に着いていました。
陰性証明をもらったのは出発6時間前。
チェックインカウンターのあるDepartureには4時間前からしか入れず。

搭
このため、2時間ほど時間を潰してからチェックインカウンターへ行きました。
すでにかなりの行列。カウンターは思ってたより多く、6つもありました。
手荷物だけであればそのままセキュリティチェックの列に行けると思っていたのですが、陰性証明とMySOSの確認もあるため、物理的なチェックインが必要とのことで、預け入れ荷物もこの際持っていくことにしました。
で、2時間は軽くかかると覚悟していたところ、なぜか(?)10分程度でチェックインが終わり、いざセキュリティチェックへ進みます。
この時、すでに空港外まで長蛇の列が見えていたので、なるべく早く行かなければ乗れない!!!と焦りつつゲートへ向かうと・・・・
誰もいませんでした!!
安堵感よりも「なぜ?」っていう、変なサプライズを受けた感じでした。
後から分かったことですが、外にものすごく並んでいたのはヨーロッパ便へ搭乗の人達。
このホリデーシーズン、日本は基本日本人しか入国できない現状で、国外旅行に出る人は少ないようで、ヨーロッパ諸国へバカンスに出かける人の方が大量にいたってことらしいです。
拍子抜けしながらも搭乗口へ向かい、結果としてそこで3時間半待つことになったわけですが、乗れないことも覚悟していたので良しとします!
直行便の予定だったが
当初購入したチケットはスキポールから成田への直行便でした。
色々なことがあり、某国上空の空路を通れないということで韓国経由になっていました。
某国上空を通らないため遠回りしながらの運行ということで、おそらく燃料が持たないのでしょうね。そして通常10時間で行けるところが今回は韓国まで13時間。
そこで2時間待って、成田行きに乗り換えて2時間後に成田入りしました。
なので結果としてはかなりスムーズに日本に行けたことになります。
到着後は前述した通り、MySOSのおかげでただ長い道を歩いて進み、都度MySOSの確認があり、最後にQRコードでスキャンして、自動化ゲートで入国手続きをし、スーツケースを受け取り、入国!
まとめ
事前に色々と準備はありましたし、情報をもとに早めに出たり、もし乗れなかったらどうしようと心配したり。。。と心が落ち着かない日々でしたが、いざ乗れてしまえばもうやる事もなく、無事に到着した次第です。
とは言え、僕はたまたま運が良かっただけという話もあり、翌日の便で日本便に乗られた友人はかなり待たされたようで、搭乗ギリギリになったようですし、その日に寄るのかもしれません。
何はともあれ、3週間弱の日本滞在となります!
3年ぶりの日本を思いっきり楽しみたいと思います!
それではまた!
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